保育者も全力であそぶ

つばさ会では、「子どもと大人が共に育ち合うこころ」を大切にし、子どもたち一人ひとりのこころに寄り添う保育を行うために、保育者同士がお互いの体験を語り合い、認め合うことを大切にしています。

「これまで一斉に子ども達を動かすことに慣れ、多くの子どもに合わせられない子どものことをなおざりにしてきたのではないだろうか」そんな疑問から、一人ひとりの子どもの姿に目を凝らすこと、子どもたちが感じていることを感じ取ること、保育者自身のこころにも目を向けることを学ぶようになりました。

法人発足当時から、特に保育者が子どもたちとの関わり合いを表現する記録の取り組みに力を入れており、独自の園内研修を定期的に実施しているほか、国内外の先進的な保育事例を学び、他に素晴らしい取り組みをしている保育園と交流するなどして学びを深めています。

表現と対話で、日々の困難を
のりこえていく

記録のとりくみと
ミーティング

さまざまなメディアを用いた記録を活用し、子どもたちの日々の経験を丁寧に検討しながら、保育者自身が感じたこと、いま葛藤していることなどを素直に表現し合い、建設的に話し合うことを心がけています。

勉強会

心理学者・鯨岡峻先生の「関係発達論」を紐解きながら、「エピソード記述」の実践に取り組んでいます。また、子供をとり巻く社会問題や対人援助に関する新しい知見を学びながら、目まぐるしく変わる世の中で保育現場に何ができるのか、ベテラン保育者と若手保育者が一緒になって考えています。

ドキュメンテーション

とちゅう展

1年間の子ども主体の教育・保育の振り返りとして、2月につばさのもりのとちゅう展を開催しています。展示のための準備を通して、1年間の自分たちの活動を振り返り、より良い保育のあり方を考える機会にしています。